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真夏の残像(黒子のバスケ)

第9章 病院


NOside

『ねぇ、なんでお父さんは何時もお家にいて、お部屋にずーっと入ってるの?』


『…それはね、お父さんがとても良い人だからなのよ。』


『なんで良い人がお部屋に入ってるの?悪い人が入るんじゃないの?』


『お父さんは良い人だから、ちょっと疲れちゃっただけよ。』

『そうなのー?変なの。』



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『姉さん!あんな男良い奴でもなんでもないわ!唯のふざけた1人の男よ!』

『そんな事ないわ…。』


『何時も姉さんはそう言って自分を苦しめるじゃない!』


『…。』

『こっちに帰ってきても良いのよ。姉さん。』


『…。ケホッケホッ!』

『姉さんが体を壊すまで働かせた男なんて良い人なんかじゃ無いじゃない!
なんで姉さんが…ッ!体まで壊して働かなきゃいけないの!?』


『…私には…がいるから。』


『…!』


『お父さんがいないって悲しませたくないの…。わかってるわよ!






私は…





浮気…されてるんでしょう?』



『姉さんッ…!』


『自分でも分かるわ…。もう私が長くない事。


だから、親子3人で



見せかけだけでも、


一緒に過ごしていた記憶をあげたいの。


そして、


強い母親を…ゲホッ!』


『姉…さん…!』

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