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真夏の残像(黒子のバスケ)

第6章 苦悩


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入学式が無事終わって帰るだけになった。


今日気になったことは…


テツヤ君の後ろに凄く背の高い人が居たことくらい。


多分、190㎝はあった。



…つまんないの。


ちょっと帰りにコンビニ寄ってから帰ろう。






私は教室へ戻って挨拶をした後、足速に校舎を出た。





「…ゲッ」




私は眼前に広がる光景に冷や汗をかいた。


目の前には大量の生徒の山。


目に入るところから上げていくと…





バレーボール部、水泳部、読書部?、ブラスバンド部、野球部、サッカー部…



私はヘッドホンを付けるとその人混みの中へと入っていった。

するとその途端、誰かに腕を引かれ私はその腕を引かれた方向へ入った。

そこは…



「バスケットボール部…。」



そう、バスケットボール部のエリアだった。

私は心底嫌気がさして目の前の姉を見た。



「どういうつもり…?






リコちゃん。」










私にもう一度バスケットボールと関わって欲しかったのか私をここまで引っ張ってきた姉にも腹がたつ。



私だって何時迄もこうやっていたいわけじゃない。


でも…

姉ちゃんは私を騙してたかもしれない。


私がこの家の子じゃないのにずっとこの家の子だと言っていたかもしれない。



それがハッキリするまで、


私は貴方を…姉ちゃんと呼ばない。









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