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「 水色の革命 」

第24章 星屑の泪







翠「か、かか刈真君!」




ばっ、と翠は
振り返った。


そこには、恐ろしい邪気を
漂わせる刈真の姿が…


さすがにやばいと、
翠は栞鳳に助けを求めた。

だが、あろうことか
その栞鳳はまるで観客のように、


恐れる翠を見て面白がっている。




翠「おぬし裏切りおったなぁあ!!?」


栞「逃げるが勝ちでありんせぇ♪」





刈「さーて…どうして差し上げましょうか?」




翠「ひっ!」





翠がその声を上げたときには、
もう遅かった。



















「「ぎゃああああああああああぁぁぁぁ…」」


































カタカタカタッ…



沙「あれ、水筒が揺れてる…っ」



突然震えだした水筒を
私は慌てて持ち上げた。


それと同時に、
遠くの山の頂上から

黒い鳥が大勢飛び立つのが見えた。


大河がその光景を
小手をかざしながら見上げる。



大「なんだ?熊でも出たか?」


連「あれ、でもなんか
  微かに叫び声もしない?」




耳をそっと傾ける連に、
大河は「そうっすか?」と
言いながら首を傾げた。







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