• テキストサイズ

「 水色の革命 」

第24章 星屑の泪







翠はふたりの表情に
すっ、と背筋に風が駆け巡っている
ような感覚を受けた。


両手で腕を擦りながら、
にこりと笑みをつくり

「まあ、なんだかんだ良好だよね」

と彼女は言った。















翠「さ、話は変わるけど」





栞「なになに?」
刈「…」





翠は、大きな瞳を
ゆっくりと閉じると、大きく
息を吸い込んで吐き出した。

深呼吸にしてはやり過ぎだが。




翠「刈真君は沙織とどうなの?」






「「「「!!!!!」」」」」








その一言に、
刈真の体が氷のように凍った。

栞鳳は少し驚いたように
目を大きくし、やがて
三日月のような目で

「それすごいキョーミある♥」

と笑う。



翠「じゃあ、これから
  刈真君の恋模様について
  詳しくインタビューしまーす!」


刈「!?えっ、ちょ!」




翠と栞鳳は、
あたふたと慌てる刈真の腕を
抱えて一気に駆け出した。












/ 586ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp