• テキストサイズ

「 水色の革命 」

第23章 さあ!海へ!!







琴「やっぱり彼氏となら
  何処に行っても楽しいの?」




琴音が首を傾げて質問する。
翠も大きく頷いていた。


私と美紀は顔を
見合わせて少し考える。



…確かに何処に行っても楽しい。



今まで全然つまらなかったことが、
彼といるだけで楽しくなる。

この前だって、只の通学路の
はずなのにも関わらず、

ずっとこの時間が続けばいいのに…
と思っていたことがあった。



苦手なお化け屋敷もそう。

彼がいるからこそ、耐えられる。
それに、お化け屋敷には

少しながら感謝しているのだ。



あの時お化け屋敷に
入ったからこそ、自分の気持ちに
しっかりと気づけたのだから。


※『文化祭』観照



とにかく結論としては…





沙・美「何処に行っても楽しい!!」




翠「おおっ!」

琴「そっかぁ~!」




顔をニタニタさせながら
恥ずかしい話も、秘密の話も
たくさん語り合う。


こんなに女の子って楽しいんだ。



こんなに友達っていいものなんだ。





私はこんなに
キャッキャしたのは初めてだ。


いつもの彼との会話とは違い、
皆と馬鹿しながら大笑いする、

そんな女の子だけのお話。




とても、楽しい時間だった。







/ 586ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp