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「 水色の革命 」

第23章 さあ!海へ!!






そっと、ジュースを口に含む。


喉の奥に伝わる冷たさ。
太陽の真下には丁度良かった。

ふーっと
一息付いて、缶を置いた。




連「栞鳳君は、生徒会長なんだっけ?」


栞「うん、そうだよ」





栞鳳はいつの間にか
両足の間に、小さな砂山を作っていた。




(なんか、子供っぽいなぁ)





高校生にしては
発想力も笑顔も無邪気だ。

なんだかお母さんのような目で見てしまう。


連は山を作る栞鳳の
横顔をじっと見つめていた。






栞「ねえ、連君」



連「ん、なーに?」






















栞「連君って、沙織ちゃん
  ずっと好きだったでしょ。」





連「ブッ!!!!」






突然なんてことを言い出すのだ。

連は目を大きくした。





連「な、いきなりなにをっ」


栞「違うの?」





栞鳳が猫のような
笑いを浮かべて連を見る。

その表情に、
連は「うっ」と体を引いた。



少しの間、2人の間に沈黙が流れる。





そして、呟いた。






連「…わかっちゃった…?」



栞「うん、バリバリね♪」





栞鳳は目を三日月のように
して微笑んだ。






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