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「 水色の革命 」

第23章 さあ!海へ!!







隣から、沙織達女子組の
騒がしく賑やかな声が聞こえてくる。


男子組である僕は、
その楽しそうな光景を
想像して、口元を緩ませた。



栞「どうしたの?刈真君、
  なに、女子の方が気になるの??」



ひょこっと顔を出してきた栞鳳が、
僕の目を見てニヤニヤとしている。

その笑顔を鋭く見つめてから、
「違いますよ」と返した。



「相変わらず、」

栞鳳が言う。

「刈真君は冷めてるねぇ」



僕は僅かに微笑んで
バックのチャックを開けた。


僕らの部屋のベットは、
横列に並べられている。

外から見たとき、
構造が対称的だったから

きっと沙織達の方も同じような部屋だ。



皆は部屋に入るなり
自分の好きなベットへ
飛び乗っていったので、


並び順は、右から
優一、大河、栞鳳、僕、連となっている。



まあ良い順番だろう。



水着を手に取ると、
大河が寄ってきた。



大「刈真って泳ぐのか?」



何故か不思議そうな顔をしている。



刈「泳ぎますけど…どうしたんですか」


大「いや、前も話したと思うけど…
  刈真って肌白いから、

  海とか行かないんじゃと思って」



連「あ、わかるよ。
  いつも見てたんだけど、

  本当に刈真君って肌白いよねー」



既に水着に着替えていた連が、
紺色のパーカーを着ながら微笑んだ。




…僕の肌ってそんな白いだろうか?





自分の腕を眺めていると、
今度は優一が寄ってきた。





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