• テキストサイズ

「 水色の革命 」

第23章 さあ!海へ!!






背が高く、
年齢は恐らく二十歳より上。

銀髪のフワッとした髪で、
笑顔がとても優しそうだ。



沙「あ、管理人さんですか?」



私は男の人に近寄る。
すると、笑顔のまま彼はお辞儀をした。



「私がここの管理人です。
 

 幸宏(ゆきひろ)


 と呼んでください。」



翠「幸宏さんって言うんだー!」


栞「格好良い名前だねっ」



幸宏はふふっと笑うと、
私たちをじーっと見てきた。


なんだか緊張して、
体が固まる。



数秒すると、
幸宏が口を開いた。



幸「カップルが二組と、
  シングルが4人…。

  君たちは別に『星屑の泪』を
  取りに来た訳では無さそうですね。」


「「!!」」



琴音がびっくりというように
口元に手を当てた。



琴「すごい!幸宏さんっ
  見ただけで
  私たちのことわかるんですか?」


幸「私にはオーラが見えるからね、
  こんなのは朝飯前ですよ」



(お、オーラ…?)




不思議な人もいるものだ。
幸宏さんは自慢げな顔をしている。

管理人さんも優しそうな人で
良かったと思った。



大「なー、『星屑の泪』ってなんだ?」


翠「あ、アタシも思った!」



皆がそういえば、と頷く。
すると幸宏は待ってました!と
いうように語り始めた。



幸「『星屑の泪』…。
  それはこの地に伝わる伝説。

  ここの海岸には高い崖があるのですが、
  満月の夜、ひとつの流れ星が
  崖の小さな池に落ちてくるんです…

  そこにある『星屑の泪』といわれる
  真珠を満月に照らすと…

  願い事がひとつ叶えられるという
  とても素敵な伝説です」




翠「すっごい少女趣味ィ~♥」


美「ロマンチックね」



優「(興味ねぇ…)」
刈「(へぇ…)」
栞「(願い事かぁ…●●●●かなぁ)」


大「すっげぇな!それ!」


沙「素敵な伝説ですね」



幸宏は、「そうでしょう?」
と優しく微笑んでくれた。






/ 586ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp