第23章 さあ!海へ!!
旅行パンフレットを
持っていた美紀が
「泊まるところは?」と言う。
すると、ミラー越しに
連が微笑んだ。
連「海(ここ)から
十分ぐらい山登ったところの
貸別荘だよ!もうすぐたがらね!」
翠「なんか人もそんないないし、
穴場なんじゃない!?」
翠もにっこりと微笑んだ。
そしてついに…。
連「皆ー!着いたよ~!!!」
車から降りた私たちは、
荷物をもって別荘へ向かった。
沙「えーっと、
こちら貸別荘なので、
料理や買い出し、その他は
自分たちでやります!!
広いバーベキュー場もあるから、
夜なんかは花火もできるよ!」
皆がおおっと歓声をあげる。
私は、ここの管理人を探した。
沙「管理人さんが鍵を
渡してくれるはずなんだけど…」
その時。
「ビレッジcyaanへ、ようこそ」
「!!」
私たちは後ろを振り返った。
そこにいたのは、
優しい顔をした男の人だった。