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「 水色の革命 」

第22章 ✝バイト戦記✝Ⅲ




店長が、刈真に向かって言った。



「ど、どういうことですか、刈真君。」




刈真は、先程の笑顔から
真剣な表情になった。


実咲は、ズカズカと
刈真の前に進み寄る。

その顔は、焦りと苛立ちを隠せないようだった。



実「…?何を言ってるの、刈真君。」




刈真は変わらず答える。




刈「その男なら、もう、います。」



その言葉に、店長や
他のバイト達、連も、まわりを
キョロキョロと見渡しはじめた。

実咲も辺りを見渡すが、
そんな男はどこにもいない。


だんだんと腹が立ってきた実咲は、
厳しい顔をして刈真を睨んだ。



実「ちょっと刈真君??
  こんな時に馬鹿言わないでくれるかなぁ!?」




随分と荒い声で実咲は
刈真に暴言を吐いた。

後ろの奈菜美は、そんなこと言っちゃダメっと
いうように目を丸くして首を振っていた。


刈真が、銀色の瞳を
光らせてまた一言。



刈「彼の姿が見えないのですか。」


実「はあ!?」



刈真の意味不明な発言に、
とうとう我慢できなくなった実咲は、
遂に叫んでしまった。




実「「もううっせぇなぁ!!!!???

    部外者はひっこんでろっっ!!!!!」」





その言葉と同時に、
刈真の顔へ飛んでくる実咲の手。

流石に沙織も、
目を大きくして叫んだ。



沙「み、実咲さん!!?」





































栞「僕になにか御用かな?」










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