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「 水色の革命 」

第22章 ✝バイト戦記✝Ⅲ




その動画には、

昨日の実咲の出来事が
全て収められていた。




『よく抜け出せたね!
      仮病でもつかった?』


『嘘ついて抜けてきちゃった!
  うちの店長まじチョロイからさー!』





次々と、
実咲の実態がここにいる全員に
明かされていく。


実咲は、
驚いたような顔をしていた。

隣の奈菜美は、そんな映像よりも
私の隣に立っている刈真の方が
気になっているようだ。


刈真はにこにことしている。




やがて動画が終わると
また、その場に静寂が訪れた。



「美咲さん、これはどういうことですか。」



店長の声に、
実咲はすぐに返事をした。



実「て、店長!!あんまりです!!
  こんな誰が送ったかもわからないものを
  信じるなんてぇ!!!」




必死に弁解しているようだが、
皆には只の言い訳にしか聞こえていないようだった。

実咲は、ぐっと下唇を噛む。



実「そ、そうだ!この男!!」




実咲は、動画のなかの
栞鳳を指さして言った。




実「この男に私は騙されたんです!!
  
  この男を連れてきてくださいよぉっ!?」

























刈「その男なら、もういますよ。」







実「…っ?」









皆が、刈真へ顔を向けた。











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