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「 水色の革命 」

第22章 ✝バイト戦記✝Ⅲ




奈菜美が部屋に入ると
辺りは真っ暗でなにも見えなかった。


まぁ当たり前だろう。
今まで誰もいなかったのだから。

奈菜美は電気をつけようと
スイッチを探すことにした。




奈「うーん…スイッチどこだ?」




手探りで暗闇の中を
せっせと探し回る。だが
初めてでもあるこの家では

スイッチがどこにあるのかも
見当がつかなかった。



完全に心が折れた奈菜美は
大人しく刈真を待つことにした。






















奈「遅いなー…?」




何故か、刈真が一向に
こちらにくる気配がない。

ドアが開く音すら聞こえないのだ。

この真っ暗闇の中、
ひとり残されるのは流石に心が痛い。

しかも、お化け嫌いの奈菜美にとっては
今こうやって大人しくしているのも
限界であった。


今すぐ明るいところにいきたい…っ



全く人がくる気配のない
自分が来た方向を見つめながら、

だんだん不安がつのってくるのを感じた。




奈「…。ちょ、ちょっと外に…」






奈菜美が動き出した。
その時だった。











―――――ドンッ












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