第22章 ✝バイト戦記✝Ⅲ
沙「ここは何処っ?」
まだぼんやりと見える
視界では、ここが何処なのか
分からなかった。
重たい目を擦り、
ゆっくりと立ち上がる。
すると、その時
何かの棚にぶつかった。
カンッ
沙「っ!冷たい…?」
ふと、棚に
当たった指先が
冷たくなっている。
私は なんだか嫌な予感がした。
沙「待って…っヤダっ!!」
私は ここが何処か分かってしまった。
冷凍庫だ。
実「キャハハハハッッ!!!!」
沙「っ!!?」
重たい扉の奥から
聞こえたのは、実咲の声。
まさか、あなたが私を閉じ込めたの…?
そんな…っ嫌だっ!!!!