• テキストサイズ

「 水色の革命 」

第22章 ✝バイト戦記✝Ⅲ





目の前に
怪しく笑う彼女の顔が見え、

手が押さえつけられて動かない…っ



(ど、どうしたら…っ!)




奈「さっき、刈真君私のこと

  『価値のない人間』って言ったよね?


  じゃあ刈真君のことも
  価値のない人間にしてあげるっ!!!」




彼女が叫んだと同時に
顔が近づいてきた。


獲物をとるかのように
恐ろしい目を輝かせて。

その瞳に
胸が張り詰めてくるのを感じた。



唇が今にも触れそうだ。



僕は必死に
それを回避しようと
首を動かし、なんとか逃れることができた。


額に脂汗が滲み、
ひやりとした圧迫感を感じる。



刈「はぁ…っはぁ…」

奈「…そこまで沙織ちゃんが大切…?」




奈菜美は冷たい表情をする。




刈「そうですね…っ。」

奈「…。」























奈「   オチなよ    」











刈「えっ?…!!」



耳元で何かを言われたすぐ後に
首筋に何かがガリッと音を立てて噛んできた。



刈「!?いたっ!」



/ 586ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp