第21章 ✝バイト戦記✝Ⅱ
in大河&美紀&琴音
大河、美紀、琴音の三人は、
大きな業務スーパーに
たまたま一緒に採用してもらっていた。
琴「なんか、
商品をこうやって
綺麗に並べるのって楽しいっ。」
美紀の隣で
洗剤の商品を並べている琴音が言った。
美「ふふふ。琴音は
細かい作業が好きなのね。」
石鹸を並べる美紀が上品に笑う。
琴音は「そうなんだ。」というと、
少し恥ずかしそうにえへへと笑った。
美「それにしても、他の皆は
どんな仕事をしているのかしら?」
琴「あー、えっと…
翠ちゃん達は確か本屋って言ってたよ。」
美「そうなの?
じゃあ沙織達は…?」
琴「う~ん…多分接客のだよね。」
琴音の言葉に
美紀は目を丸くした。
美「沙織が接客?!
あの子、ついテンパってしまうから
少し心配だわ…。」
美紀がしゅんとした目をする。
琴音は、その目を見て、
あることを思い出した。