第18章 フード店の危機!
沙「ごめん!!待った!?」
ドアを開けると、
控え室の扉の近くに、
エプロン姿の刈真が腕を組んで待っていた。
私が側に寄ると、
優しく微笑んでくれる。
刈「エプロン姿。素敵だね。」
沙「ええ!!あっあ、えっと!!
かかか刈真君もすっごくカッコイイよ!!?」
突然自分の制服姿を褒められ、
気が参ってしまう。
少し意味不明な返事をしてしまったが、
刈真は爽やかに「ありがとう」と笑った。
(だって…本当にカッコイイもの…)
刈真は、私と同じような
制服に身を包んでいる。それが
とても似合っていて、目が眩んでしまった。
(連さんと同じくらい似合う…いやっ
連さんよりも似合うかも…!!!)
頭の中で、連に謝ると、
刈真の隣に寄り添い、一緒に店内へと戻っていた。