第18章 フード店の危機!
連「おまたせー!」
数分経った頃、
座ってお喋りをしていた私達の前に、
大きなハムカツサンドとココアを
テーブルに連が置いてくれた。
(今日も美味しそう…^^)
私はココアを目の前にして、
つい気持ちが高ぶってしまった。
隣の刈真は、大きいハムカツサンドを
まじまじと見つめている。
早く食べたいのだろうか?
連「ふぅ~っ疲れたー…」
溜息をついた連は、
ゆっくりと私達の前の席に腰掛けた。
私は連にハンカチを差し出す。
連「えっ!いいの!? ありがとう!」
連は、嬉しそうに受け取り、
自分の額についていた汗を拭き取った。
「洗って返すね。」といい、
自分のポケットへとしまう。
その作業を見終わった時、
刈真が私の袖を引っ張っていた。
沙「? どうしたの?」
刈「…もう食べていいかな…。」
沙「ああ!!うん!もう食べていいんだよ!!」
急いで返事を返すと、
刈真は嬉しそうに目を輝かせ、
大きなハムカツサンドにかぶりついた。
私もハムカツサンドにかぶりつく。
連は、テーブルに肘をつけながら、
私達をみて微笑んでいた。