第18章 フード店の危機!
沙「でも…バイトってどこがいいのかなぁ?」
学校からの帰り道。
私と刈真は、バイト募集本を読みながら
バイト先を決めようとしていた。
けれど、やっぱり初めてもあって、
不安が募り、一行に決まらない・・・。
刈真は顎に手を当てて考えていた。
私も、必死に考える。
でも、 やっぱりダメだった(・・;)
沙「あーーっっ!!!
考えたらお腹減った!!!
刈真君!ハムカツサンド食べに行こう!!?」
刈「空腹が満たされたら、
何かアイディアが浮かぶかも知れないしね。
行こうか。僕もお腹空いちゃった。」
えへへっと笑う刈真。
私は、我慢しきれずに
口角をつりあげてしまった。
カラン カランッ
黄金色のドアベルを鳴らし、
笑顔で店内へ入った。
すると、今日は一段とお客さんがいる。
私は思わず「おお…」と
漏らしてしまった。
連「あっ!二人共!!」
沙・刈「!!椿さん!!」
ドアの前で呆然としていた
私達の前に、忙しそうに料理を運んでいる
連が寄ってきた。
連「今日もデートかな?いいね!」
相変わらず太陽のような
エンジェルスマイル…。
私は 息を呑んだ。