第18章 フード店の危機!
翠「でもねぇ。止まるにはお金が必要だし。」
翠が、行き先が決まった直後に呟いた。
皆は、それに現実へ戻される。
美「お金…あるかしら?」
大「俺…この前の夏祭りで相当使ったからなぁ」
優「…ない。」
翠「アタシも0☆」
皆は、どうしようかと頭を抱えた。
琴「…私は…あるけど…でも、
自分で貯めたお金のほうが嬉しいな…。」
刈「僕もそう思います。」
刈真にかかれば全員分の旅行代を
払ってくれるのだろう…。
ちょっと 恐ろしい想像をしてしまった。
翠「自分で貯めたお金…!!!」
翠が、閃いたように席を立った。
翠「 バイト しよう!!!!!!!」
「「「「「バイト???」」」」」
美「いいかも…!私も自分で稼ぎたいわ。」
翠「じゃあ決まりだね!!」
琴「私…バイトしたことないんだ…。」
大「じゃあ、俺と美紀と一緒に
同じとこでバイトしようぜ!!」
翠「私はぁ~。どこがいいかな♪」
優「…。(´-ω-`)」
刈「僕は沙織と一緒がいいかな。」
隣で、刈真が恥ずかしそうに顔を赤く染めた。
…可愛い…。
私は、つい胸が高鳴ってしまった。
沙「え!?…あっえっと!!
わ、私も一緒がいい!!!!!」
そう言うと、刈真は
頬を赤らめたまま、柔らかい笑みを見せてくれた。
(もう…!萌え死んでしまうでしょう!!?)
私は、心の中で刈真に叫んだ。
こうして
私達は、
それぞれバイトをして
お金を貯めることになったのでした。