• テキストサイズ

「 水色の革命 」

第17章 信じてるから笑うんだ





ああ…



僕はなんてことをしたのだろう…





翠「?どうしたの、刈真君。」







僕は…













ちゃんとこのメールに従っておけば良かったのに。





















刈「実は昨日、こんなメールが届いたんだ。」


僕の一言に
翠・優一・大河・美紀・琴音の
五人は僕の携帯の画面を覗く。



メールの内容は こうだった。







『 沙織から離れるな 』






翠「たった一文だけ…?」

大「知らないアドレスだな…これ…。」

美「…警告かしら…。」


僕達は、この一文に頭を悩ませた。
でもとにかく、今は沙織を探さないと。


刈「早く保健室に行きましょう。
  沙織が危険です。」


翠「刈真君は会長のことどうして危険っていうの?」

美「それ、私も気になってたわ。」



刈「…。」




僕は 喉をつまらせた。

…。



刈「僕は 栞鳳君と同じ中学でした。」


僕の言葉に 五人は
目を見開いて「ええ!!」と声を出す。

僕は 続けて話した。


刈「…一年の時だけですが、
  僕と栞鳳君は同じクラスでした。
  栞鳳君はいっつも明るくて飄々としていて。
  とてもいい人だったんです。

  でも、その飄々とした性格が
  後から僕らに牙を剥きました。

  栞鳳君はイタズラが好きで
  それがいきすぎて、大変な事件になったんです。」


翠「大変な事件?」


刈「…栞鳳君が 僕を殺そうとしたんです。」





五人は
口を開けたまま驚いていた。




/ 586ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp