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「 水色の革命 」

第16章 そこにいたのは置き物会長




in長い廊下…



沙「美味しかったね!
  美紀さん達のサンドイッチ!!」

刈「とても美味しかったよ。」


刈真の部屋を出てから、
私達はあの長い廊下を歩いている。

ところどころ何個も扉があるのだが
いったいなんの部屋なのだろう…


考え出すとキリがないので
私は想像するのをやめにした。



刈「ねえ、沙織。」

沙「!!なっなに!?」


刈真に″沙織″と呼ばれ驚いてしまう。
もう前から言われているけど、
まだその呼び方には慣れていないのだ。

…そんなことは置いておき

 話を戻そう



刈「沙織は、栞鳳さんと何か関わりがあるの?」

沙「関わり…。あ、あるよ!」


私は刈真に顔を向けた。


沙「えっと…私、いじめられてた…でしょ?
  その…一年生で、まだ
  いじめられて間もない頃に一度だけ…」


刈「一度だけ?」


沙「生徒会長さんに声をかけられたの。」

刈「そうなんだ…」



刈真はそう返事をすると
一瞬悩んだように顔を伏せた。

私は 刈真が顔を上げるまで静かにすることにした…




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