第16章 そこにいたのは置き物会長
栞「はあー お腹いっぱい☆」
ここにいる全員のおかげで
山ほどあったサンドウィッチが平らげられ
バスケットの中身はもう空っぽだ。
おいしすぎて 私は食べ過ぎてしまった。
翠「美紀!大河!また作ってね♥」
大「おお!作ってやるよ!!」
美「翠は確かベーコンレタスサンドが
好きなんだよね?沢山作るからね。」
翠「やったぁぁあ(*≧∀≦*)」
翠が嬉しそうに飛び跳ねる。
その隣では、栞鳳も嬉しそうに笑みを浮かべていた。
優「喉渇いた…」
突如響いたのは
後ろの方であくびをしている優一の声。
その直後、私の喉に一気に乾きが襲ってきた。
沙「確かに…ちょっと飲み物がほしいですね。」
翠「あ~。ジュースでも持って来れば良かった。」
刈「じゃあ持ってきましょうか?」
刈真がそそくさと立ち上がる。
すると、翠と栞鳳は目を光らせた。
翠「本当!?じゃあお願いしゃーす( ̄∀ ̄)」
栞「しゃーす( ̄∀ ̄)」
(最初っからこれ狙ってたんじゃ…?)
私はふたりに向かって苦笑いをした。
刈「じゃあ、コカ・〇ーラ持ってきますね。」
沙「あ!私も手伝うよっ!」
立ち上がり、刈真の隣へ駆け寄った。
刈真は「ありがとう」と微笑んでくれる。
その時、誰かの視線を感じたが
まあ 気のせいだろう。
翠「いやぁ~楽しそうで何よりだわ☪」
栞「・・・。」