第16章 そこにいたのは置き物会長
翠が悔しそうに眉間にしわを寄せると、
椅子の背もたれに遠慮なくもたれかかった。
翠「だってさぁ なんか面白くないんだモーン…」
刈「言い訳ですか。勉強はお遊びじゃありませんよ。」
翠「ぐっ…!!じゃあさ!
今から皆で気晴らしにゲームしようよ!!」
四人「ゲーム??」
私達は翠に向かって首を傾げた。
翠「うん!言葉遊びゲーム!!
皆それぞれ、面白い一言を言っていくの!!
ただし、リズムに乗らなかったり、
言葉がでなかったりしたらアウトね!!」
栞「へぇ~?おもしろそうじゃん。のったよ。」
沙「わっ私もやりたいです!!」
優「俺…どーでもいい…。」
皆の参加が決まると、
全員は刈真の方へ顔を向ける。
四人「…。」
刈「…。」
刈真が溜息をついた後
微笑んだ。
刈「いいですよ。やりましょうか。」
これで全員が参加だ。
翠「よしっ!!じゃあ勉強しながら
ゲームをスタートしようじゃないか!!!」
「おーっ!!!」
これは面白くなりそうだ!