• テキストサイズ

「 水色の革命 」

第16章 そこにいたのは置き物会長




スーツ姿の女性は
私達に深々とお辞儀をしてくれる。

私もいそいそと頭を下げた。


『…。』

沙「…へ?」


女性は私をじっと見つめてくる。
どうしたらいいか分からないので、もう一度
私は深々とお辞儀をした。


(こっこわいよぉ~~っ)


そう思った瞬間。

もの凄い速さで私の手が握られる。


沙「…へっ?」

『あなた様が刈真様の運命のご相手様ですね!!』

沙「ええぇええ!!!!???」


私は、″ 運命 ″という言葉に
耳も顔も赤くする。

女性はそんな私をみて、クスっと笑うと
手を離してくれた。


『申し遅れました。
 私、刈真様のお世話係である

  加賀(かが) キヨ  と申します。』


全員「加賀 キヨ…?」


キ『はい! キヨと呼んでください!』



キヨはにっこりと微笑むと、
『皆様でお勉強なのですね!刈真様の
 お部屋へ案内いたします。』と歩き始めた。


翠「いやぁ~。まさか刈真君に
  あんな可愛らしいお世話さんがいたなんてねぇ」

優「お前の家すげーな…。」

栞「とぉっても面白そうだねぇ」


刈「…っ…だから連れてくるのやだったんですっ!!」


沙「あはは…(´▽`;)」


私達は
長い長い廊下を歩きながら話していた…。




/ 586ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp