第16章 そこにいたのは置き物会長
それから数分後。
私達四人は、
校門のところで栞鳳が待っているというので
急いで校門へ向かっていた。
だんだん近づいていくと、
こちらに気づいたのか、栞鳳も手を振ってくれる。
栞「遅いよ皆~。さ、早く行こう?」
相変わらず黒笑を浮かべる栞鳳。
私達は静かに頷くと、刈真の家へ向かって歩き始めた。
翠「うっそ…」
優「わーお。」
沙「こ、これが…?」
栞「あははっ…これは凄いね…。」
私達は 何処かのお城にでも
来てしまったのではないだろうか…。
刈真の家は、私達が想像していたよりも
はるかに恐ろしく凄いところだった。
真っ白な壁は、今風におしゃれなデザイン。
それに、窓がデカイはでかい!!
なんだこれは!?飛行機でも止めるとこか!!?
上を見上げただけでも、
その家の高さは異常だ。高すぎる…
(何処かのビルかよっ!!)
首が痛くなるほど見上げた後、
刈真に視線を戻すと、
とっても恥ずかしそうに顔を真っ赤にし、
「はっ…はやく入ってっ…」と言った。
翠「やべぇ レアショットだ(・□・;)」
隣で翠が写真を撮っていたことは
刈真には内緒にしておこう…(汗)
家の中へ案内されると
私達はこれまた目を見開いて驚いた。