第15章 夏祭り
美「あら、沙織達じゃない!」
沙「!あ、美紀さん!!」
視界に映ったのは、
ほんのりとした黄色の浴衣を着た美紀だった。
数秒たった後、大河も姿を現す。
大「おお、お前たちか!」
大河は手にわた菓子を持ちながら、
笑顔で私達に話しかける。
刈「坂下さん、それはなんですか?」
刈真は、美紀が持っていた
猫の形をしている可愛らしい
″ アロマキャンドル ″を指さした。
すると、美紀は恥ずかしそうに
「大河がくれたの…///」
と笑った。大河は密かに私達へガッツポーズを送る。
私と刈真も、良かったねっとOKサインを出した。
刈「藤井さん達も射的をやったんですか?」
大「いや、俺らはたまたまここに居ただけさ。」
美「お店まわるのに疲れちゃって。
今日は凄い混んでるものね。」
沙「暑くて熱中症になっちゃったりして…(´▽`)」
それからしばらく、
私を含んだこの四人で
くだらない話をし、盛り上がっていた。
何分か経った頃、大河が時計を確認した。
大「あ、美紀、もうおみくじ行かないと
花火ゆっくり見れなくなるぜ。」
大河の言葉に、美紀も時計を確認する。
そして一言「そうだね。」と言うと、
美「じゃあ、また学校で話しましょう。」
と、私達に上品な笑顔を見せてくれた。
大「またな!あ、ありがと!!」
沙「またねぇ~!!」
刈「さよならー(^-^)」
大河達と別れた後、
私達は射的のお店へ入っていった。