第2章 いきつけのフード店
「―――っはぁ…!…」
夢から覚める。時計を見ると、
まだ深夜3時すぎだった。
もう一度寝ようと布団を頭の上まで深くかぶる。
が、一度起きると寝付けないのが現状だ。
私はまた眠くなるまで何か考えていようと思った。
目を閉じる。
さっきの夢、彼が出てきたが、
私を助けようとしてくれたのだろうか。
なのに私は、まだ頑張れるから といって
その手を握らなかった。
夢の中だけでもいいから、
私を救ってくれる存在が欲しかった。
「夢の中でも強がるなんて
私って馬鹿じゃない…。」
そうこう思ううちに、ふわふわと眠りについた。