第12章 孤独は無限
「四季さんって、なんかパッとしないよねぇ」
「遠くから来たからお友達いないんだってぇ~!」
「やだぁ!?もしかしてぼっちなのぉ!!?」
クラスと仲良くなるよりも
クラスと突き放されるのが、
私の 学校で初めに成し遂げたことだった。
毎日毎日クラスには無視され、
やっと話しかけて貰えたとおもえば、
酷い言葉や暴力ばかり。
そんな日々が続くたびに、
琴音にはもう学校に居場所なんて存在しなかった。
その内に体も心も、もうボロボロになって。
「どうして、私はいじめられたの?」
地味な子だから?
運動が苦手だから?
友達がいなかったから?
私が
弱かったから?
弱さってなに?
強さってなに?
結局、学校なんて苦しみの塊じゃないか。
沢山の妬みと、苦しみと、
痛みと、嫉妬を詰め込んだただの四角い建物。
その中身なんて大人が知ることか。
だって、この世界は
私達、子供の世界なのだから。