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「 水色の革命 」

第11章 初めてのお出かけ


ここは何かのクイズを答えるコーナーらしい。

クイズがだされる機械の前には、
これまた大勢の子供達が群がっていた。

その子供たちの親であろう大人たちは、
所々にあるソファーのような椅子に座っている。

きっと子供の勢いについていけずに
疲れているんだろう。


沙「大人も大変だね。」


私はそんな大人たちを見ながら囁く。
刈真は「そうだね」というと、次の場所へ
スタスタと先に歩いて行ってしまった。

私はギリギリまでコーナーに居残る。

子供はクイズにはしゃいでいて、
その子供を見て大人達は静かに微笑んでいる。
なんだか和やかなこの光景から目が離せなかった。

(私はどんな子供だったんだろう)

ふとそう思っていると、刈真が
真横に来て、「どうしたの。」と呼びかけてきた。

私はその光景から視線を彼にむけ、
「ううん。次行こう!」とにっこり微笑む。


クイズコーナーを右に曲がると、
そこには記念撮影の壁板があったり、
小さなエイに触れるふれあいコーナーなどが見えた。




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