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黒子のバスケ

第4章 あの時のパン


ガラガラガラガラ

病室のドアが開いて、入ってきたのは、大ちゃんだった。

大ちゃんとは昔ながらからの幼馴染だったけど、中学入ってからは
全く話せていなかった
今はさっちゃんの彼氏


「よぉ」
「こんにちは」
「大丈夫か?」
「まぁまぁかな。。。。?」

会話が途切れる。。。。



気まずい


すると、大ちゃんはデッカいパーカーのポケットから何かをゴソゴソ出していた


「はい、これ。。。。お前あのパン屋好きだったろ」


そう言って私の手のひらにパンを乗せた
え。。。。


何であのパン屋。。。。
親にも内緒で通ってたのに



「何で知ってるの?このパン屋」


「おっお前を見てたからだ。。。。」
はあ!?

「ずっとーーーー」









私を見ていた?
何で?



「お前が好きだったからだ」



バカ
バカバカ


あんたはさっちゃんと付き合ってるんだよ?


「まぁ、過去形だけどな」



「そだよね」




「今は俺、さつきが好きだし」




「あたしの分まで幸せになってよね!?」





「もちろんだ。
絶対この世で一番の幸せものになってやる」






「なんか、大ちゃんらしい」




「いつもの俺だよ」




そう言って病室を出ようとした


だから


「ありがとう!!!!!!!」





病院中に響き渡る声で言った





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