第3章 幼き頃。
リ「てめーはここで一番ガキだろ。」
『ムッ!次入ってくる104期生がきたら
あたしが一番ガキじゃなくなるし。』
リ「はっ。対して年も変わんねーだろ。」
『変わるから!
あ!さっき月見てたんでしょ!』
リ「チッ。」
『なんで舌打ちすんのよ!』
リ「うるせぇ。早く寝ろ。」
ふん!
あたしはリヴァイに背を向けて
部屋に入ろうとして、ふと立ち止まった
『今日の月綺麗すぎると思わない?』
リ「は?別にいつもと変わんねーだろ。」
『…。あの時も、こんな月だった。』
リ「お前『もう寝るね!おやすみ!』
リ「…………。」
バタン
リヴァイsaid
お前がそんな表情をするのは
決まってお前の過去が絡んでくるときだ。
なぁ。いつになったらお前の
過去が薄れてくんだよ。
お前の夜だけ見えない右目は
最後にどんな月を見たっていうんだよ…。