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Hな女の子は嫌いですか?

第6章 噂の二人




「俺のこと好きってこと?」

ドッキーン!
心臓が飛び出るくらい驚く。

「えっ…いや…あの…私そうゆうのっ…わからないんです…」

顔を真っ赤にしたまま、白河の方を見てしまい数秒見つめあう。
白河は考える様にした後、
「じゃあさ、試してみる?」

「…へ?」
試す?
何を?

「今度の休日…俺とデートしない?」
「ええ!?」

思わず大きな声が出た。

(デート!?男の子とデート…)

初めての、デートの誘いに頭が真っ白になった。





帰り道、白河と日時を決めた。

「んじゃ。何かあったらメールしてね」
「はっはい…!」

帰っていく白河を見つめ
(ほ…本当にデートするんだ!)
デートをする。その言葉で、頭が一杯になる。
初デートに浮かれた気分の夢を、遠巻きに見ている人がいた。

「…ねぇ…あれ…」
「…あの子、1年でしょ?」
不快な物を見る目だった。

「…生意気」









そして翌日。
休み時間。
「春川さん?だよね?」

急に声をかけられた。

「はっはい…」

見ると先輩だった。(リボンの色が学年事に違う)
誰かは知らない。部活の人でもない。そんな人が自分になんの用だろう。

「ちょっといい?」
笑顔だった。けど…
寒気がしたので断りたいが、有無を言わせないオーラを出され勇気が出ず…

「はい…」
と答えてしまった。






校舎裏に連れて来られた。
「あんたさ…白河君にまとわり着くの止めてくんない?目障りなんだよね」

着くなり相手の態度は、一変した。

(わ〜、まるで…漫画みたい…)
つまり典型的な人。
青ざめながら夢は思った。
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