第4章 保健室での秘め事
「先生て…激しいんですね…」
自分の身体の上に射された液を、指で掬いペロッと舐めた。
「…青野は…エロいな…」
紅林の言葉にクスッと笑う。そんな美月を抱き寄せ、額にキスを落とした。
「…でも…とても可愛い…」
紅林の言葉をぼんやりと聞いていた。
「誰よりも…」
そして、静かに瞼を落とした。
美月は、微睡みの中に落ちた。
気付くと、車の中だった。
「気付いたか?今、青野の家に向かってるからな。」
紅林の言葉で、なんとなく悟った。
「寝てしまったんですね。やっぱり、私、まだ子どもですね。」
美月の言葉を笑みで返す。
「今日の事は、若気の至り…」
唐突に美月は告げた。
「一時の過ち…お互いなかった事にしましょう。」
美月の言葉に、紅林はぴくりとする。