• テキストサイズ

[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第10章 藍×白衣眼鏡




友千香さんの次に○○さんの
研究室に行くと
顕微鏡を除きながら

『…うーん、、
この反応まではいいんだけどなァ…』

ってブツブツ言ってる上司の姿。
真剣ではある。

(まぁ、いつもこんなものか…)

そして、
僕に気づいて笑顔で

『あ、藍ちゃん!!♪
なになに?内緒で手伝ってくれるの?』
だって。

そんなキラキラした目で見られても…。

僕は
「そんなことできませんよ。」
とピシャリといい放つ。

『うぅ、…デスヨネ…』

(はぁ…なんで、僕
この人のこと好きなんだろ…)

もう、自分が分かんないや。

「とにかく、
この中の要らないもの、
捨てておいてください。」

さっさと段ボールを置いて
戻ろうとする僕に

『な、なんか怒ってない??;;』

って半泣きの彼女。

「怒ってません。」

僕はキッパリ言い放って
研究室を後にした。


**


一週間たって

なんだか全然○○さんに
会えてない気分になる。

隣の研究室にいるのに、
こんなに会えないものなんだ…

じゃあ、友千香さんの研究室に行けばもっと…


いや、今は余計なことは考えないでおこう。

**

夜になって

研究所の灯りはほとんど消えていた。

「もう、こんな時間か……」

僕は帰る支度をしに
更衣室へ向かった。

すると、

『あと、もう少し、
何がたりないのかな…』

『私の計算ではもう
反応が出てもいいころだけど…』

『1度この前のアレを混ぜてみようか…』

一人で広い研究室で
見たことない真剣な顔で
フラスコとにらめっこする人がいた。

「………///」
(まさか、僕のため…?//)

一瞬浮かれそうになったけど、

(ま、まぁ、これくらいはして
当然だよね。うん。)

と、緩みそうな表情筋を
キュッと引き締めて
自分を納得させ、
その場を後にした。



/ 147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp