第9章 蘭丸×峰 不○子
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何周もして
閉館時間が訪れる。
外へ出ると
どしゃ降りの雨。
なんて、ラッキー。
『うぅ、どうしましょうか。
傘もありませんし、
こんな雨じゃ電車にも乗れませんよね。』
「じゃあ、雨宿り、していくか?」
俺は少し行ったところにある
ビジネスホテルを
提案。
こいつも、それでいいと言ってくれた。
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ガチャ…
カードキーで中に入ると
セミダブルの部屋。
とりあえず、脱がないと、
ってことで
○○は風呂で脱いで
そのままシャワーを浴びる。
俺はパンツまで全部脱いで
タオルを腰に巻く。
窓から外の様子を見るけど、
いっこうに止みそうにねぇ。
もうちょっと頑張ってくれよ?
空にそう願いながら
ベッドに寝転ぶ。
ガチャ…
出てきた○○のタオル姿を
想像していたが違った。
なんっつーもん着てんだこいつ。
『蘭丸さぁ、助けてください。
これ、脱げないぃっ////』
チャックがへそ辺りまである
黒のレザースーツに茶髪。
某怪盗アニメのヒロインさながらの
服装に身を包んだ女が
チャックを引っ張りながら
近づいてくる。
「お、おい!!!?///、
おまっ、
なんで、んなカッコしてんだよ!?//」
ベッドから起き上がる俺。
『わ、わかんなっ、…//
お風呂上がって鏡見たら、
こんな、カッコでっ…////
そ、それより、…蘭丸さ…ッ、裸ッ////』
体のラインが見える服に
モジモジしながら俯く。
なんか、
恥じらってるし
すっげぇ可愛い。
その可愛さのせいで
久々の俺の股間に一気に血液が集まる。
「はぁ、
なんで、そんなに可愛いんだよ。」