第7章 セシル×アイドル
『あっ、もう!
レンさん!
酷いですよっ!!//』
眼鏡を外した自分を見たことがないからか
眼鏡のときより
自信がないというのに、
こんな顔見られたら
恥ずかしいよ…
見えないまま立って
レンさんを追おうとするけど、
前がはっきり見えなくて
椅子につまずいて
転びそうになる。
『きゃっ!』
「おっと、
ごめんごめん。
意地悪しすぎちゃったね?」
と、レンさんが受け止めてくれる。
『す、すいません。
け、怪我とかないですか?(>ㅿ<;;)』
と、直ぐにレンさんから離れて
深々と謝罪する私。
(く、口紅とか着いてないかな。
大丈夫かな( ´ㅁ` ;))
「俺は大丈夫
それより、イタズラが過ぎたね。
ごめ…ぅわっと!」
2人で謝罪し合っていると
レンさんが押しのけられて
私の愛しい人が現れ
腕を掴まれる。
「○○、
ちょっと来て下さい。」
グイグイと引っ張られ、
楽屋も出てどこかに連れていかれる。
『えっ!?///』
「あっ、セッシー!」
と、レンさんの心配そうな声がしたけど、
すぐに遠くなってしまった。
眼鏡、結局返してもらえてないまま…(T△T)
**
ガチャ…
使われていない控え室だろうか?
薄暗い部屋に連れてこられる。
『セシルくん?』
カチャリと
鍵の閉まる音がして
ドンッ
と冷たい壁に押し付けられる。
セシルくん…だよね?
「…」
何も言わないまま
顔がどんどん近づいてきて
唇が触れる。
『ぁ、ふン…///
セシ…く…っ////』
よく見えないからなのか
わからないけど、
怖い…
少し、荒々しいセシルくんは
何も言わずに
私を抱いていく。
**
壁に手をつかされ
セシルくんが
見えないまま
後ろから突かれる。
せっかく
着せてもらったのに
背中のジッパーは開き、
パニエは湿ってきている。
私、今どんな顔してるのかな…
『あっ、ンンッ、
セシルく…ッ!!////
はぁ、やんっ///
あっ、はげし…おぉっ/////』
「はっ、○○っ、
○○っ!!!///」
なんだか
怖いままのセシルくん。
もしかして、
怒らせちゃった?
やっぱり楽屋にきてたの迷惑だった?
怒らないで…嫌わないで…
色々と考えてしまう。