第7章 セシル×アイドル
シャーッ
着替え終わって
カーテンを開くと
「……素敵だよレディ。」
と、驚いて見せるレンさん
その手にはのりません。
すると、
トキヤさんまで、
「これは
化粧のしがいがありますね。」
と、ノリノリ。
『今日ずっとこれですか?』
涙目になる私に
「えっ!!!///
えぇ、帰りはタクシー呼びますから
ここの中だけでも…
セシルのライブもみたいでしょう?」
と、言うトキヤさん。
『はいっ!』
と答える私。
「即答だね、レディ…
セッシーが羨ましいよ。」
眼鏡が取られて
トキヤさんのなすがまま
あっという間に
メイクが完成し、
目の前には誰っ!?!?
て感じ。
この格好で、さっきまでいた
楽屋に戻る。
「可愛いですよっ!!!
はいっこれっ!」
那月さんにぬいぐるみを
持たされ
今歌っているセシルくんの
帰りをみんなで待つ。
なにやら
サプライズみたいです。
**
「ただいま!!!」
ドアを開けると
セシルくんには
背を向ける私が見えてるはず。
セシルくん、
驚いてくれるかな…っ///
音也くんが、
「○○ちゃん、
すっごく可愛いから
見てあげてよ!」
その言葉に頷き
こちらに回り込むセシルくん。
「○○…っ!!!!//」
『ど、どうかな…??』
「可愛いデス!!!///」
えへへ…なんて
二人で和んでいると
「眼鏡とったら
もっと強烈だぜ?」
と眼鏡を後ろから取り上げるレンさん