第7章 セシル×アイドル
『えっ!?!?!!!
上…っ、えっ!?』
上には何もないのに、
どうしたのこれっ!?
びしょ濡れになって
固まっていると
「だ、大丈夫ですかっ!?!?」
と、トキヤさんが
心配してくれる。
「○○っ!
透けてマス!!!////」
そう言って素早く
私にバスタオルをかけてくれる
セシルくん。
頭が追い付かずに
ボーッとしていた私も
ようやく我にかえる、
『ハッ
すいません。』
とりあえず、
びしょびしょの床は
置いといて
楽屋の中に引き戻される。
このタイミングで
トキヤさんがスタンバイに行って、
音也さんが帰ってくる
「たっだいまーっ!!!
って、○○ちゃん?
何でずぶ濡れなの?」
何て言いながら
パァァッとなってる音也さん。
眩しいです。
「いろいろあるんだよ、
いろいろ!」
翔さんとレンさんの
ざっくりとした説明で
納得した様子の
音也さん。
「とりあえず、
洋服…なんとかしないと…」
ここでレンさんがスタンバイして
真斗さんが帰ってくる。
「事情は一ノ瀬から聞いている
まず、一十木は
衣装さんに交渉に走ってくれ。
神宮寺に頼んで洋服を
決めてもらって
七海…お前が着替えを手伝ってやってくれ。
それまで、その濡れた髪を乾かしておこう。」
それぞれ
「了解っ!」
と、楽屋から出ていってしまった。
皆さん申し訳ないです。
セシルくんが
自分の服をとりあえず貸してくれて
真斗さんが、
髪を乾かしてくれる。
なんとも贅沢です…