第34章 真斗×ウェディングドレス

3年目…
今年の期末試験で無事トップを
守り切れたら…

俺は先生と…



あれから何度も肌を重ね合い、
お互いを知り尽くした。

初めは俺ばかりが
気持ちよくなってしまっていたが、

最近では先生を
感じさせることもできるようになった。

他にも色んな悪いことを教わった。

こんな俺を好きだといってくれる
女子もいた。

でも、先生が好きだから…
俺は首を縦に振ることは一度もなかった。


そして今日。
俺はある決意を胸にここにいる。

「先生？」

『んー？』

いつものように
俺にぴったりくっついて
勉強を見る先生。

「もし、……
もし俺が3年間この学校の1番でいられたら…

俺の妻になってほしい…」

俺は言った。
今までこんなに人を
自分のものにしたいと思ったことはない。

もちろんOKだと思っていた。

あれだけ俺に気のあるそぶりを
していたのだから…

でも…

先生は俺の目を見ることなく
『無理…だと思うな…』

とだけ言った。

「え？」

…え？
何故だ？
俺…今…フられ…

『バカなこと言ってないで
勉強しなきゃでしょ？』


そう言った先生は、
その日から俺と距離を取るようになった。

性行為もしなくなり、
俺たちは初めて
家庭教師と生徒という立場を
実感していた。