第34章 真斗×ウェディングドレス
こうして俺たちは
決して褒められた関係ではないが
結ばれた。
でも、お互い分かってる。
「はぁっ、
○○っ、○○っ、///」
『んっ、ア、…
ぁ、やぁっ…////
まさと…、イっ、あっ…///』
「はぁ…○○さん、…
イきそうですか?
もう限界?…」
『ぁ、うん、っ、
ぁ、アッん…///』
「いいです…
俺で…気持ちよくなって…」
『ふ、うんっ、
真斗くん……外に…』
「分かってます…
中出しなんてしませんから…//」
『ぁ、あっ、ぁああっ!!///』
ビクビクッ
「は、…ぁっ」
ビュッビュ…
彼女と俺の関係に
これ以上などない。
彼女はもし自分に子供ができたなら、
どれだけ俺を望んでいたとしても
この関係をスッパリ辞めると言っていた。
…当然のことだ。
俺たちはこの関係が
不毛なことに気付き始めていた。
彼女と俺は
家族になることは叶わないのだから。
何のために体を交えているのか、
何のために愛を囁きあっているのか…
お互いによくわからなくなっていた
できることなら、
ずっとこの時間が続きますように。
そう願いながら
俺たちは今日も現実から目を背けるように
肌を重ね合う。
END