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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第33章 音也×ベビードール




『音也くんが私をこんなにしたんじゃない。

音也くんなしでは生きてけない体に。』


「……!?!?//」


胸ぐらを掴む手を緩めて
音也くんの腰あたりにまわす

音也くんの胸に額を当てると
ドクンドクンと心臓の音が聞こえる。

『勝手に離れないでよ。


どこか行っちゃわないでよ。

私は…あの扉から…
もう出られないんだよ…』

外に出てみても
今まで見てた景色とは違ってて

もう心からこの扉の向こう側に
行くことは出来ないんだって
今日思い知った。

それでも音也くんが居てくれるから
私はちゃんと幸せなんだって
胸を張っていられた。

なのに音也くんから見放されたら

私は…

この扉の中に1人閉じ込められてしまう。

もう出られる保証もない扉の中で
ずっと孤独に……


「……○○…」


何のことを言ってるのか分かったのか
俯いて涙を流す私をそっと抱きしめる音也くん。


「…勝手言ってごめん…

俺、自分のことばっかりだった…

○○の気持ち…聞きもしないでさ…」

音也くんの声が
触れているところから
振動として伝わって心地いい。

『んーん、…
私は音也くんがいないとダメなの。

それだけなの。

他にはどんなに傷ついたって構わない。

音也くんがそばにいてくれれば
私は私でいられる。

それだけなの。』

「………///」

自分でも何言ってんだろってくらい
恥ずかしいけど…
でも本当のこと。

「ん…○○が俺のために生きてくれるなら…
俺は君のために生きる。

君の望むものは何でもあげる。




さぁ…教えて?

君は今、何が欲しいの?」


優しくも強い言葉で私を包んでくれる。


私は…

『音也くんが欲しい…
今までで1番
私をめちゃくちゃに抱いて欲しい。』






「うん…分かったよ。…」



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