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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第33章 音也×ベビードール




知らない顔、知ってる顔
色々な顔と久々に会った。

音也くん以外の人

人ってこんなに気持ち悪かったっけ?

目が…やだ…

『うぅ…』

唸って音也くんにしがみつくと

「久々の外だから
疲れちゃうよね。」

そう言ってニッコリ笑いかけてくれた。

それだけで全てが浄化される

音也くんの素直で正直な瞳だけを見つめてきたから
他人の心配そうな顔や、不思議そうな顔が
嘘くさく見えて仕方ない。

音也くんは普段通りなのか、
多くの人が周りに集まってきて
お喋りしたり、冗談を言い合ったり

私はお邪魔かな〜…なんて、
離れようとするけど

音也くんの右手が
私の左手を握ってて
それを許してくれない。

無言で離れないでって言われてる。

分かってる

(絶対離れないよ…)

まぁ、お友達には不愉快かもだけど…。
バカップルですみません。


**


これだけ一緒にいるってのに…

「よぉ…」

四ノ宮くんは
私たちの目の前に現れた。

「○○っ、後ろに隠れてて。」

音也くんが私を後ろ手に隠す。

『う、うんっ、』

もちろん手は握ったまま。

「まぁ、そう警戒すんなよ。


って、さすがに無理か…


その…あれだ。」

四ノ宮くんはバツの悪そうな顔で
頭を掻きながら…


「昨日のは…さすがに悪かった。

中出しはするつもりなかったし…」

「『!?!?』」

頭を下げられた。

あんだけ好き勝手しておいて何を…
と、思う反面
少しを話を聞いてみたくなった。

音也くんも私も、黙ったまま。
握る手に力が込もる。

「その、…
普通にお前のこと、
好きになってただけだ…。

きっかけは、まぁ…あれだけど。

でもお前に彼氏できたって噂で聞いてさ…

告白する前に
フラれたみたいになって、
悔しくて…それで昨日みたいなこと…

ほんと、ごめん。」

四ノ宮くんは再び頭を下げ、
もう2度としない
と誓ってくれた。

私はホッとしたのだけど

音也くんは
ずっと自分を追い詰めるような表情だった。

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