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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第32章 那月+砂月×制服




「俺だ!!」

「いや、僕です!!」

赤ちゃんの頃から仲の良かった2人が
喧嘩しているのを初めて見て
私は驚いた。

すぐに中に入って

『ど、どうしたの?
なんで、喧嘩してるの?』

と、聞いた。

「なんでって…」

私が入ってきて少し落ち着いた様子の2人は

「○○(ちゃん)がどっちのことが好きかを言い争ってた(んです)」

と、バツの悪そうに答えた。

『へっ!?!?///』

幼かった私は初めての求愛に
戸惑いつつ、

『2人とも大好きだから、選べないよ。
どっちも好き…じゃだめなの?』

という答えを出してしまった。

これで2人が喧嘩しなくなるなら、と
幼い私が出した最適解だった。

ただ、それは現代社会のモラルでは
許されないもので
2人を好きという事実はひた隠すべきものであると

それに気がついたのは
中学校にあがって少したってからだった。

中学校にあがっても、
2人は私に、私は2人に好意を抱き、
それを隠さなかった。

それをみた他の女子たちにはひどいいじめをうけ、
男子にもお前らはおかしいと罵られた。

そのとき悟った。

"あー、これはひどく狂った関係なのだ"と。

それから私は
思春期にはいったこともあり、

2人とは人前では距離をおくようになった。

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