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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第31章 セシル×OL




「なるほど…
貴女は世代間ギャップや、彼の友人に対する劣等感に悩まされているわけですね…
それを大人ぶって隠そうとしたあまり、彼を傷つけてしまった。」

『う…ま、まとめるとそうなる…かな』

「なぜ、隠す必要があるのですか?」

『へ?』

「私は彼女にはそういう弱い部分を見せて欲しいと思うし、守ってあげたいと思うと思います。」

『…』

真剣な眼差しでそう言われて…ハッとする。
分かってる…でも、できそうにない。

「て、言っても…そのメンタルじゃ無理ですか…」

『う…めんぼくない…』

「わかりました。
じゃあこういうのはどうです?」

『…?』

「私と…」

一ノ瀬くんが何か言おうとしたとき、
ドンッ

「きゃはは…それで…っ、
あ、ごめんなさいっ!!」

茶髪の学生らしき女の子にぶつかってしまった。
どこかで会ったような…

『あ、っ、こちらこそ、ごめんなさいっ…』

顔を上げると…

「…○○…?」

セシルくんがいた。

『あっ、セシルく…』

「あーーっ!!
○○さん!なんでこんなところに?」

と、横から音也くんの声。

うわぁぁぁ…学生に囲まれたぁ…

『こ、こんばんは〜……;;;』

作り笑顔をするといわゆる見せ物扱いで、

「え?セシル、○○さんと知り合い?」

「あ、…まぁ…」

うわぁ、セシルくん、微妙な反応だな…

「へぇ…こんな綺麗な人とどこで知り合ったのよ〜っ」

八戸と呼ばれていた子がセシルくんの袖をぐいぐいと引っ張る

(むっ……
って、子供じゃないんだから。)

「っ…みんな、迷惑じゃない?
か、彼氏さんといるんだし、もう行こうよ…」

宇野ちゃんの言葉でわいわいとこちらに向いていた視線が
一気に一ノ瀬くんに向かう。

「うわ…彼氏もイケメン…」

「俺も○○さん狙ってたのに〜っ」

ほんとの彼氏の前でそういうのヤメテーっ>_<

あれ?でもなんで、セシルくん、何もいってこないんだろ…

って、当たり前か。
彼氏じゃないって言ったの私じゃん。

『いや、彼氏とかじゃ…』

「ほんとう、私たちの大切な時間を邪魔しないで欲しいですね。」

グイッ

私の言葉を遮って、
私の腰をつかむ一ノ瀬くん。

『なっ、!?』

「…!!!!!?」

一瞬セシルくんが固まったのが見えた。



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