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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第31章 セシル×OL




ふと窓に目を向けると

(私、毎日ここでセシルくんのこと見てたんだよね…)
なんて、考えてしまう。

懐かしんで窓の外を眺めていると

「あの…っ、」

やっとセシルくんが喋ってくれた。

『ん?』

でも、

「いえ、………なんでも、ないデス。」

と、再び黙り込んでしまった。

『……ごめんね…』
(こんな彼女で。)

「………」

結局それからふたりとも
沈黙のままお昼休憩を終えた。


**


セシルside


昼休憩を終えて
最後まで優しく声をかけてくれた○○に返事もできない自分が情けなくて仕方なくて、
オトヤたちに連絡をシタ

"今日、飲みに行きませんカ?"

すると、

"どしたの?俺は大丈夫だよ!"

"私も行く行く〜!"

"私も行きます。"

すぐに反応が返ってきた。

今日は3人と一緒にいたい気分デス。
○○と一緒にいるのは少し辛い。

さっきワタシは彼女に恋人ではないとハッキリ言われまシタ。
友達に彼氏と紹介されなかっタ。
彼女と恋人同士だと思っていたのはワタシだけだったようデス。

フラれまシタ。

彼女はずっと大人でシタ。
ワタシが子供なのが原因なのかもしれまセン。
甘えすぎてしまったのでしょうカ。

それとも、あの時の男の人が本当は彼女の恋人で
彼女はワタシを弄んでいる?
……はぁ…考えれば考えるほど分からなくなりマス。

ワタシはぐちゃぐちゃになる思考を停止して
学校に足早に帰って行った。

ワタシの友人3人が、
抱える感情についてなど、
知りもせずに。


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