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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第31章 セシル×OL




**

翌朝

「…っ……っ!!…」

ぼやぁっとした視界の中で
柔らかな声が聞こえる。

「○○っ!!」

その声の主がセシルくんであることに気づいて目を覚ます。

『セシル…くん?』

私の顔を心配そうに覗き込んで
手を握るその優しい瞳に吸い込まれそうになる。

「……っ、○○っ…//」

名前を呼ぶと
ギュッと抱きしめてくれる。

『どっ、どうしたの?』

2度目のセシルくんは
ひどく甘えてきて、驚いた。

「いえ…その…
とてもうなされていて…呼吸も荒かったので…心配で。」

あ、そうだ….私、べろべろに酔っちゃって
一ノ瀬くんに…で、セシルくんが家にいて…

『う、あぁぁっ!!
ご、ごめん。迷惑かけちゃったね;;;』

あとで一ノ瀬くんにもお詫びしないと。

窓の外をみると日が昇り始めたばかりだった。

「いえ。迷惑ではありまセン…」

セシルくんはそう言ってくれたけど、
なんだか浮かない顔をしていた。

『会社いく準備しなきゃ!
セシルくんも学校?』

「あ、いえ…今日は少し体調がよくなくて…」

『あ、そっか…
大丈夫なの?』

「ハイ、
体調がよくないと言っても、
猫化の制御ができなくなっているだけデス…
体自体の調子は絶好調なのデスが…」

『あ〜…なるほど…それは家にいなきゃだね!
うちにいてもいいけど、どうする?』

(音也くんと話してた体調悪いってのも
そういうことだったんだ…)

私は少し納得して、
身支度をはじめながらセシルくんに尋ねる。

「あ、えと…とてもありがたいのデスが…
家に帰って調べたいことがあるので、今日は帰りまス。
また、夜にきてもいいデスか?」

申し訳なさそうな…照れ臭そうな…感じでそう聞いてくるセシルくんに、

『当たり前だよっ!!』

と、答える私。

(だって、彼氏だし…//)


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