第31章 セシル×OL
シャァァァ…
シャワーを浴びて体を洗いながら猫の名前を考える…
『にゃーこ、…たま……みぃ……セシル…さん。』
セシル…って、さすがに気持ち悪いな自分。
ガチャ…とドアを開けて
猫をお風呂に入れてあげると
「にぁ…//」
と足に擦り寄ってくる。
(可愛い…//)
そんな猫ちゃんを抱っこして
『セシル〜っ// …なんつって…』
と頬を擦り寄せると…
ポンッという音とともに
白い煙で猫が包まれる。
目の前が真っ白で何も見えなくなり、
いつの間にやら腕に猫の感触が無くなっていた。
『ゲホッ、ゲホッ…なに…?』
換気扇をまわしてお風呂から出てタオルを体に巻いて脱衣所で待機。
『セシル?…どうしたの?』
脳内で猫の名前はセシルで決定され、
煙で様子のわからない浴室を不安になりながら覗き込む。
換気扇のおかげか、ゆっくりと白い煙がなくなっていき、
なにやら人影が見え始める。
『!?!?!?』
そして、煙が晴れて現れたのは…
「あれ…ワタシ…」
自分の体を不思議そうに確認するセシルさんだった。
(どどどーなってんの!?!?)
『セ、セシル……さん…!?!?』
てか、服ーっ////
目元を隠しながらもしっかり、がっつり見てしまう。
自分のばかやろー!!
でもご馳走様ですっ>_<
「あ、アナタは…///」
そして、私に気づいてから裸のまま近づいてくるので…
『セ、セセセセシルさんっ!!//ふ、服っ!!.//』
セシルさんのセシルさんをチラッと…いやがっつり見ながら後ずさる私。
「え、…あぁ…すいまセン…;;」
と、近くにあったタオルを腰に巻いて再び近づいてくるセシルさん。
テルマ◯ロマエのル○ウスですか…って感じで、まるで羞恥心もなく真顔でこちらに近づいてくるセシルさんに、頭が追いつけないままドアまで追い込まれる私。
(ど、どーなってんの!?!?//)