第5章 那月×猫耳
とある休日
「今日も小さくて可愛いですよ?」
『小さくないもん!』
僕の目の前で手をぶんぶん振って
こんなことを言っている女の子は
○○ちゃん。
彼女は身長が低くて
顔も少し幼いためか
中学生くらいにいつも間違えられてしまうんです。
それが嫌なのか
身長を伸ばそうと頑張ったり、
キレイ系のモデル雑誌をみたり
なんだか
的外れなところがとっても可愛いんです。
そして、
僕から告白して
見事お付き合いできることに。
身長差を気にして
また身長を伸ばそうと頑張ってくれてるから
本当に本当に可愛いです、
『だって、那月くんの顔が
よく見えないんだもん。』
て、言ってくれたときは
嬉しかったなぁ…//
今は二人で僕の部屋で休日を満喫しています。
翔ちゃんは
薫くんに連れていかれて
家族水入らず…みたいですよ?
『それでね…春ちゃんがね…
って、聞いてる?』
おしゃべりしている彼女を
ボーッと見つめる僕の顔を
覗き込む○○ちゃん。
「○○ちゃん。
どうしましょう?
僕、今日の○○ちゃんが可愛くて…
こんなになってます…///」
『????』
うるうると涙目になる僕が
何を言いたいのか分かっていない様子の○○ちゃん。
僕は勃起したソコに
○○ちゃんの手を持っていった、
『ふえぇっ!?!?/////
なんっ、で…///』
可愛い反応をする彼女。
初めてって訳でもないのに
未だにこのリアクション。
世界一……いえ、宇宙一かもしれませんね。
それから…
『もう、那月くんてば、
普通に喋ってただけなのに
なんでこうなるのかな…//
それに今日だけ…みたいに言ってるけど
いつもじゃん……///』
と、一旦拒絶。
「すいません…//」
僕も一旦しょんぼり…(´・ω・`)
でも…
『でも辛いよね……
…………スる…??///』
って、僕のこんな恥ずかしいところも
結局受け止めてくれる○○ちゃん。
僕は迷わず
「はいっ!!!」
と、笑顔で答えます。
『んもう、
仕方ないなぁ…』
あまりにも即答だからか
呆れた様子の○○ちゃんです。