第5章 那月×猫耳
「今日も小さくて可愛いですよ?」
『小さくないもん!』
今、僕の目の前で手をぶんぶん振って
こんなことを言っている女の子は
○○ちゃん。
彼女は身長が低くて
顔も少し幼いためか
中学生くらいにいつも間違えられてしまうんです。
それが嫌なのか
身長を伸ばそうと頑張ったり、
おねぇさん系の人向けの雑誌をみたり
なんだか
的外れなところがとっても可愛いんです。
そして、
僕から告白して
見事にお付き合いできることに。
身長差を気にして
また身長を伸ばそうと頑張ってくれてるから
本当に本当に可愛いです、
『だって、那月くんの顔が
よく見えないんだもん。』
て、言ってくれたときは
嬉しかったなぁ…//
今は二人で僕の部屋で休日を満喫しています。
翔ちゃんは
薫くんに連れていかれて
休日は家族水入らず…みたいですよ?
『それでね…春ちゃんがね…
って、聞いてる?』
ボーッと彼女の顔を見つめる僕の顔を
覗き込む○○ちゃん。
「○○ちゃん。
どうしましょう。
僕、今の○○ちゃんが可愛くて…
つい…///」
『????』
うるうると涙目になる僕が
何を言いたいのか分かっていない様子の○○ちゃん。
僕は勃起したソコに
○○ちゃんの手を持っていった、
『ふえぇっ!?!?/////
なんっ、////』
可愛い反応をする彼女。
初めてって訳でもないのに
未だにこのリアクション。
世界一……いえ、宇宙一かもしれませんね。
それから…
『もう、那月くんてば、
………………スる…??///』