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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第30章 レン×吸血鬼




俺の目に飛び込んできたのは…

「ジュル……コンニチハ…レン…。
いや、はじめまして…デスね」

『レ……ン……』ガクン

彼女の血で口元を真っ赤に染めた吸血鬼と
彼女の息絶える瞬間だった。

「…レディ?………レディ!!!?
お前………」

「…吸血鬼は血を吸う鬼デス。
アナタもたくさんの人を殺してきまシタ。
睨まれる筋合いがありまセン…」

俺はさっと、ベッドの上からレディを奪い
俺の腕の中へ抱きしめる。

「……っ…なんで、っ
なんでこの子だったんだ!!?
お前は俺の街で満足していただろう!!」

「ふっ……かつて美女を堕とす天才と呼ばれた少年を虜にした女性が、どんな味なのか試したかっただけデス。」

「そん…そんな……理由で……?」

(俺の……せい?)

俺はどんどん手の中で冷たくなっていく彼女を
ぎゅっと抱きしめる。

ごめんよ…俺のせいで…
俺がいなければ…っ

ポタポタと彼女の頬に俺の涙が落ちる。

泣く資格なんて俺にはないのに…

「もう、ここに用はありまセン
ワタシはもう行きマス。」

ベッドのそばで泣き崩れる俺に吐き捨てるようにそう言って、
窓を開けてさっしに足をかける吸血鬼。

俺はそいつを睨みつけて威嚇する。

「まぁ、そう嫌わないで…

あ、最後に一つ。
ワタシの血は美味しかったでスカ?」




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